【概要】

■日時  :2023年1月11日(水)
■場所  :Rootの田んぼ(神奈川県南足柄市)
■内容  :パターンテスト①③⑤(角度補正追加)
■デバイス:Hololens 2、Xperia 5Ⅱ、iPhone 14、Nreal Air、ichimill(GNSS受信機)

【Agri-ARパターン表(最新)】

【パターン① (角度補正追加)】

スマートフォンアプリによる角度の二次補正機能を追加しました。
これにより、Hololens2座標と緯度経度座標の角度誤差を0.1°単位で補正できるようになりました。 しかし、実際の圃場で0.1°単位のズレ修正を行うのは困難で、恐らく下のデモ動画でも50m先で50cmほど(誤差1°未満)の角度ズレが残っているような実感があります。
一方、デモ動画では起点と終点双方の周辺位置において、ガイドの位置そのものは固定されていることを確認できます。
従って、上記のズレはあくまで角度(向き、方角)のズレであって「位置」そのものはGNSSの精度誤差(数cm)に収まっていることを実証しています。
作業内容にもよりますが、1°未満レベルの角度ズレが起こったとしても「設定幅の直線作業を行う」ことそのものについては問題ないケースも多いと考えます。
今後は角度(向き、方角)の補正について設定アプリ・実運用等による改善を継続する方針となります。

【パターン③ XperiaiPhone (GNSS有)】

Agri-ARを稼働させるデバイスをiPhoneやAndroidにする場合、Hololens 2に比べて角度誤差・高温対策・時間ズレ等において、機能が向上します。
本来であれば、このデバイスをトラクタ等の機械に直接取り付けることができれば運用面でかなり楽になるのですが、テストしたところ農機の振動がデバイスのジャイロ・加速度センサーに大きく影響し誤作動を引き起こしたため、ヘルメットへの装着形式でテストを行いました。

【パターン⑤ Xperia→Nreal (GNSS有)】

Nreal Airを使用するこの方式については、晴れた日にはHololens 2同様にグラス表面に遮光フィルム等を貼って明るさ調整をする必要があることが分かりました。 今回は、Nreal Airの画面が見づらく、デモ動画の制作には至りませんでした。

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