【概要】
■日時 :2022年12月11日(日)
■場所 :Rootの畑、田んぼ(神奈川県南足柄市)
■内容 :GNSSの位置データを使用
■デバイス:Hololens 2、iPad Pro(第6世代)
【内容と結果】
GNSSによる誤差数センチ単位精度の位置情報をメインソースとしてARガイドの空間配置を行う方式のテストを実施。
これまで空間配置のための主情報としてきた赤外線やLiDARなどデバイスによる光学的な環境把握機能は使用していない。
ただし、作業者の回転情報についてはデバイスのジャイロセンサーを使用している。
結果は以下の動画の通り、GNSS位置情報をウェブデータベース経由で取得するため1~2秒のタイムラグが発生しているが、そのラグの後にはGNSSによる正確な位置にガイドが配置されることを確認した。
このラグについては、デバイス内の加速度・ジャイロセンサーを活用したミリ秒単位の補正プログラムを追加することは可能で、次回はそのテストを行う。
所感として、特に長い距離(30m以上)を移動するに際して、今までの光学的な環境把握機能よりも信頼性は格段に上がった。
一方で、GNSS活用のためにichiill(ソフトバンク)を使用したが、この使用方法も含めた作業手順の構築が必要となる。
位置情報取得のためのデータ通信や計算処理について、Hololens 2よりもiPadの方が迅速でラグも短かった。